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蝗虫
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いなご
ふりがな文庫
“
蝗虫
(
いなご
)” の例文
旧字:
蝗蟲
伝
(
つた
)
へ
聞
(
き
)
く
聖約翰
(
せいヨハネ
)
は
荒野
(
あれの
)
の
蝗虫
(
いなご
)
を
食
(
しよく
)
にされたとか、それなら
余程
(
よほど
)
食
(
た
)
べずばなるまい。
尤
(
もつと
)
も
約翰様
(
ヨハネさま
)
と
吾々風情
(
われわれふぜい
)
とは
人柄
(
ひとがら
)
が
違
(
ちが
)
ふ。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
何時
(
いつ
)
の間にか彼女の心は、
蝗虫
(
いなご
)
を
捕
(
と
)
って遊んだり草を
藉
(
し
)
いて寝そべったりした楽しい田圃側の方へ行って了った。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
旱魃
(
かんばつ
)
があった。
雲霞
(
うんか
)
のような
蝗虫
(
いなご
)
の発生があった。収穫はすべて武器を持った者に取りあげられてしまった。
武装せる市街
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
汝馬に力を与えしや、その頸に勇ましき
鬣
(
たてがみ
)
を粧いしや、汝これを
蝗虫
(
いなご
)
のごとく飛ばしむるや
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
わが
身
(
み
)
はちやうど
蝗虫
(
いなご
)
のやうだ、こゝよ、かしこよと
跳回
(
はねまは
)
る、
唸
(
うな
)
つて
歩
(
ある
)
く、また
或時
(
あるとき
)
は
色入
(
いろいり
)
の
翅
(
はね
)
を
拡
(
ひろ
)
げて、
小
(
ちひ
)
さな
頸
(
くび
)
の
透
(
す
)
きとほつて、
空
(
から
)
な
処
(
ところ
)
をみせもする。
浮浪学生の話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
“蝗虫”の意味
《名詞》
(こうちゅう)いなご。
ばった 参照。
(出典:Wiktionary)
蝗
漢検1級
部首:⾍
15画
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
“蝗”で始まる語句
蝗
蝗蟲
蝗麻呂
蝗螽
蝗害
蝗災
蝗輩
蝗豆草