蜉蝣かげろふ)” の例文
何千万と数限なき蜉蝣かげろふが川の真中、幅三間位の処を、列を連ねて真白に飛び登り一時間か半もたちますると、早や流れ下りました。
政治の破産者・田中正造 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ありもせば、こは蜉蝣かげろふのかげのかげ。
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
産卵を終へた蜉蝣かげろふの羽根を滲ませる
無題 京都:富倉次郎に (新字旧仮名) / 富永太郎(著)