“蛤御門”の読み方と例文
読み方割合
はまぐりごもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄斎老人は久し振に傘屋からかさやを訪ねた。そして蛤御門はまぐりごもんいくさや、桃太郎の鬼が島征伐などの昔話をして、二人とも目頭に涙を浮べて喜んだ。
「わたしが丁度二十歳はたちの時だから、元治元年——京都では蛤御門はまぐりごもんいくさがあつた年のことだと思へ。」と、をぢさんは先づ冒頭まくらを置いた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
蛤御門はまぐりごもんの変、長州征伐、おまけに英米仏蘭四カ国の聯合艦隊が下関を砲撃するなど、とかく人心が動揺している。