かふこ)” の例文
旧字:
この御館みたちでも、かふこは飼つて居た。現に刀自たちは、夏は殊にせはしく、不譏嫌ふきげんになつて居ることが多い。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
われひとりとおもふ心に居りにけりをさなきかふこすでにねむりつ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
おのづから夏ふけぬらし温泉うんぜんの山のかふこまゆごもりして
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)