虎御前山とらごぜやま)” の例文
虎御前山とらごぜやまの陣地から、北の上山田のほうまで本営をすすめて、信長は、おもてを焼くばかり近い小谷の落城の火を、じっと見まもっていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八月の末、二十五、六日の頃には、信長はもう北近江きたおうみ小谷おだにをかこむ虎御前山とらごぜやまの陣地へ、帰っていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その文書や書簡などを、信長は、虎御前山とらごぜやまの陣所で、毎日、うららかに見ては、裁決を与えていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)