藍玉船あいだまぶね)” の例文
鰹船の禁物きんもつは第一は遠島船。第二が讃岐さぬき藍玉船あいだまぶね。遠島船にあうと鰹の群来くきが沖へ流れるといって、たいへんに嫌う。藍のほうはむかしから魚には禁物。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
煙草船たばこぶね藍玉船あいだまぶねが、白い帆を張って、ゆるゆると吉野川をすべってゆく。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)