“薔薇色”の読み方と例文
読み方割合
ばらいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
薔薇色ばらいろの、朝日の光りが、障子の破れ目から射し込んだ時、女は青い顔をして始めて、蘇生よみがえった思いがした。早速、森に行って見た。
森の暗き夜 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そうして今も今、彼はドロシイの白い脛に薔薇色ばらいろの血が滲み出ているのを見ているうちに、どうやらそいつを起したらしいのである。
恢復期 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
コゼットのぼろの着物が、人形のリボンと薔薇色ばらいろのぱっとしたモスリンとに並んで押しつけられてるのはすこぶる異様な様であった。