トップ
>
薄志弱行
>
はくしじゃっこう
ふりがな文庫
“
薄志弱行
(
はくしじゃっこう
)” の例文
小成
(
しょうせい
)
に安んじるのがお
国風
(
くにふう
)
ですから、金持にしても百万以上のは片手の指を折るほどしかありません。殊に伊豆からこの辺へかけて
薄志弱行
(
はくしじゃっこう
)
の本場です。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
それでは何だか自分にも
薄志弱行
(
はくしじゃっこう
)
のように思われて、何だか心持が悪かったが、或時何かの学術雑誌を読むと、今の青年は自己の当然修むべき学業を棄てて
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
これらは
本
(
もと
)
よりその人の
薄志弱行
(
はくしじゃっこう
)
に基づくとはいえ、
畢竟
(
ひっきょう
)
自己を自覚していなかった故である。
現代学生立身方法
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
自分は
薄志弱行
(
はくしじゃっこう
)
で到底
行先
(
ゆくさき
)
の望みがないから、自殺するというだけなのです。それから今まで私に世話になった礼が、ごくあっさりとした文句でその
後
(
あと
)
に付け加えてありました。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
志
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“薄志”で始まる語句
薄志
薄志懦弱