“蓮歩”の読み方と例文
読み方割合
れんぽ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあどうぞ! どうぞ」とこの黒チャンに手をられんばかりにして私は楚々そそ蓮歩れんぽを踏み出したわけなのであったが
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
嫋々なよなよとして女の如く、少し抜いた雪のえり足、濡羽ぬればいろの黒髪つやつやしく、物ごしやさしくしずしずと練ってゆく蓮歩れんぽ
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
喨々りょうりょうたる奏楽がわきあがった。奥の閣からは二夫人が楚々たる蓮歩れんぽを運んで出迎える。服装こそ雑多なれ、ここの山兵もきょうはみな綺羅きらびやかだった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)