萌葱糸もえぎいと)” の例文
二十二、その時誰やら若き衆一人、萌葱糸もえぎいとの具足に大太刀を提げ、お次へ駈けつけ候や否や、稲富伊賀逆心仕り敵は裏門よりなだれ入り候間、速に御覚悟なされたくと申され候。
糸女覚え書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)