“菓子 ”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かし74.2%
くわし18.0%
がし3.4%
くだもの1.1%
もなか1.1%
キャンデー1.1%
ケーキ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ありがとう。」と、れいをいって、自分じぶんってきたものをして、二人ふたりは、ならんではなしながら、お菓子かしや、果物くだものべたのでした。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
其所そこまで買物かひものたから、ついでつたんだとかつて、宗助そうすけすゝめるとほり、ちやんだり菓子くわしべたり、ゆつくりくつろいだはなしをしてかへつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「それはね、電気菓子がしとおなじだよ。そら、ぐるぐるぐるまわっているだろう。ザラメがみんな、ふわふわのお菓子になるねえ、だから火がよく燃えればいいんだよ。」
水仙月の四日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
此方こなたに入らせ給へとて、奥の方にいざなひ、酒菓子くだもの種々さまざま管待もてなしつつ、うれしきゑひごこちに、つひに枕をともにしてかたるとおもへば、夜明けて夢さめぬ。
それから見ると、てまえは一倍上だろうと思うでがすよ。何故なぜとおっしゃい。あの娘が、これから、わざと殺されに行こうという日、その菓子もなかの一件でしょう。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちょうど菓子キャンデーの一包みを持っていたから、さしまねいて
令嬢エミーラの日記 (新字新仮名) / 橘外男(著)
其後私は、誰も彼等に氷菓アイスクリーム菓子ケーキを渡さぬのに気がつき、一人の日本人に手つだって貰って、彼等にそれ等をはこんでやった。