菊萵苣きくぢさ)” の例文
菊萵苣きくぢさと和名はついているが、原名のアンディーヴと呼ぶ方が食通の間には通りがよいようである。その蔬菜そさいが姉娘のお千代の手で水洗いされざるで水を切って部屋のまん中の台俎板だいまないたの上に置かれた。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)