“荷物船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
カーゴボート66.7%
にもつぶね33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アラスカ丸は七千トンだから荷物船カーゴボートでは第一級の大型だったが、たとい七千噸が七万噸でもあの波に引っかかったらも同然だ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それも一口に地獄と云っただけじゃ局外者しろうとにはわからないだろう。普通の客船メイルボートは別であるが、外国通いの気の利いた荷物船カーゴボートになればなるほど、荷物をウンと詰め込まれる。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
郵船会社の汽船は半分荷物船にもつぶねだから船足がおそいのに、なぜそれをえらんだのかと私が聞いたら、先生はいくら長く海の中に浮いていても苦にはならない
ケーベル先生の告別 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)