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荒唐
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こうとう
ふりがな文庫
“
荒唐
(
こうとう
)” の例文
かく
稽
(
かんが
)
えて見ると、後世全く無意味
荒唐
(
こうとう
)
と思われる玩具にも、深き歴史的背景と人間生活の真味が宿っている事を知るべきである。
土俗玩具の話
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
そしてあの
荒唐
(
こうとう
)
な奇怪な心の adventure をかえってまざまざとした現実の出来事でもあるかのように思いなして
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
どこまでも、
荒唐
(
こうとう
)
の美をほしいままにして、当時江戸前の意気な舞台に対抗させようというのであった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
上世
(
じょうせい
)
の歴史を見るに、たいてい
荒唐
(
こうとう
)
疑うべきもの多し。しかれども数千年の
後
(
のち
)
にありて、またこれを
如何
(
いかん
)
ともすべからざるなり。西洋太古の伝説もまた、
往々
(
おうおう
)
疑うべきものあり。
教門論疑問
(新字新仮名)
/
柏原孝章
(著)
そこに作者の現わそうとするのは、現実の深い生に触れて得られた Vision ではなく、疲れた心を襲う
荒唐
(
こうとう
)
な悪夢の影である。そこには人間的なものは現われていない。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
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涙香
(
るいこう
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(
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小説に「怪美人」というのがあるが、見物して見るとあれではない、もっともっと
荒唐
(
こうとう
)
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(
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)
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(
しごく
)
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百面相役者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
“荒唐”の意味
《名詞》
荒 唐(こうとう)
話や考えに根拠がなく取り留めのないこと。
(出典:Wiktionary)
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
唐
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
“荒唐”で始まる語句
荒唐無稽
荒唐無稽趣味