“芋銭”の読み方と例文
読み方割合
うせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつて私は小川芋銭うせん君を牛久沼うしくぬまのほとりに訪うた時、この句のような光景はよく沼畔の海士の家で見るところだと同君が話されました。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
それから少し方面はちがうがあまり評判のよくなかった芋銭うせんの「石人せきじん」などからも何事かを教えられた。まだ外にも数えてみれば存外あるかもしれない。
帝展を見ざるの記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
小川芋銭うせんがコマ絵と称する写生図を毎日載せ、小説欄には、硯友社けんゆうしゃの作家の作品や前田曙山がよく登場して、因果華族という題名の小説などが受けていたようである。