“芋畑”の読み方と例文
読み方割合
いもばたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目はその間も額縁がくぶちに入れた机の上の玉葱たまねぎだの、繃帯ほうたいをした少女の顔だの、芋畑いもばたけの向うにつらなった監獄かんごくの壁だのを眺めながら。……
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
同月どうげつ二十三にちにはげんぼうほか玄川子げんせんしくはへて四にんつた。今度こんどは、小徑こみち左方さはう緩斜面くわんしやめん芋畑いもばたけである。
秀吉は、尾張中村の芋畑いもばたけを回想していた。半兵衛は初めて世の不思議を感じた菩提山ぼだいさんの月を思い出していた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)