色調ニユアンス)” の例文
縦ひ色調ニユアンス上の細かい変化はあつても、根本に於ては依然として『伝統』を続けることが出来るであらう。
『さびし』の伝統 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
よつてまた音韻以外、およそ言葉のもつありとあらゆる屬性——調子トーンや、拍節テンポや、色調ニユアンスや、氣分ムードや、觀念イデア——を綜合的に利用する。即ちかくの如きものは、實に言葉の一大シムホニイである。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)