舵子かこ)” の例文
舵子かこはドニェープルの河なかへ帽子を取り落してしまつた。ダニーロもぶるつと身を顫はせた。
ありゃあ水神結びってね、早船乗りの舵子かこが、三十五反を風にやるめえとするえれえいわく因縁のある糸玉いとだまだあね。あれを一眼見てあっしもははあと当りをつけやしたよ。
彼は舵子かこの一人に顔を向けた。