“自重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じちょう82.4%
もた11.8%
じじゅう5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それがしも満足。御辺もこれで、まずは深淵を出て、風雲の端に会したというもの。臥龍がりょう、いよいよご自重じちょうあれや」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
其麽そんな自重もたせなくても可いぢやないですか?』
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
根元のところから始った亀裂きれつが、布を裂くような音を立てながら、眼にもとまらぬ早さで電光いなずま形に上のほうへ走りあがってゆき、大巾おおはばな岩側が自重じじゅうで岩膚から剥離はくりしはじめた。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)