“膨張”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうちょう50.0%
ふくら25.0%
ぼうちやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山嵐の鼻に至っては、紫色むらさきいろ膨張ぼうちょうして、ったら中からうみが出そうに見える。自惚うぬぼれのせいか、おれの顔よりよっぽど手ひどくられている。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と五人の鷹匠ども、タラタラと一列に並んだが、拳に据えた五羽の鷹をきっと構えて空へ向ける。さすがは大御所秘蔵の名鳥、プッと胸を膨張ふくらませ、肩を低く背後うしろへ引く。
大鵬のゆくえ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
すなは戰時中せんじちう膨張ぼうちやうした日本にほん經濟けいざい戰後せんごおい收縮しうしゆくした状態じやうたいついての國民自體こくみんじたい自覺じかく喚起くわんきすることが非常ひじやう必要ひつえうである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)