“脅迫状”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうはくじょう77.8%
けふはくじやう22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それがよく分らない。烏啼と名乗なのる彼に会った者は誰もない。しかし脅迫状きょうはくじょうなどで、烏啼天駆の名は誰にも知れわたっている」
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
恐れていては、探偵の仕事はできやしませんよ。僕は脅迫状きょうはくじょうにはもう慣れっこになって、ほとんど無感覚ですよ
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
平次の仕事はひとわたり家の内外を見ると、次には死んだ巨盜蝙蝠冠兵衞かうもりくわんべゑ脅迫状けふはくじやうを見せて貰ふことでした。
平次の言ひ付けは善惡共に默つて聽くガラツ八ですが、此脅迫状けふはくじやうの投込みには、さすがに驚いた樣子です。