胡栗脚くるみあし)” の例文
筒袖つつそでの半天を着た赤ら顔の娘は、梯子段はしごだんを上ったり下りたりして、酒を運んでおりましたが、やがて炉辺へやってきて、塗箸ぬりばしを添えた胡栗脚くるみあしぜんに香の物と猪口ちょくを載せて出し
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)