“胡座”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あぐら95.1%
こざ3.7%
ござ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
部屋の奥の方の棚には幾つもの壺が並んで居る。胡座あぐらを組んで居る呪術師の老女の膝に身を投げかけ、娘はしきりに哀願して居る。
阿難と呪術師の娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
もしもこの時葉之助が、バッタリ地の上に倒れるか、ないしは胡座こざして大息を吐いたら、そのまま気絶したに相違ない。彼は十分働き過ぎていた。気息も筋肉も疲労つかれ切っていた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その上へ胡座ござしくやらおもちやの茶道具を運ぶやらすつかり来客の仕度をして待つて居り升た。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)