“考妣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゝはゝ33.3%
ふぼ33.3%
チヽハヽ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
〔評〕木戸公毎旦考妣ちゝはゝの木主を拜す。身煩劇はんげきに居ると雖、少しくもおこたらず。三十年の間一日の如し。
堯典に曰く、二十有八さい放勲ほうくんすなわ徂落そらくせり、百姓考妣ふぼするが如くなりき、三年、四海しかい八音はちいん遏密あつみつせりと。孔子曰く、天に二日無く民に二王無しと。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
つまり其等の信仰の原体は、「常世の稀人マレビト(賓客)」なる妖怪であつた。さうして、合理化しては、邑落の祖先なる考妣チヽハヽ二体を中心とする多数の霊魂であるとした。