罣礙けいげ)” の例文
したがって、これからはどしどし御馳走が、一々滋味と化して私どもの血となり肉となってゆくのです。「菩提薩埵ぼだいさった般若波羅蜜多はんにゃはらみたに依るが故に、心に罣礙けいげなし」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
梵語ぼんごの原典では、「罣礙けいげなし」という所は「ひっかかりなしに動き得る」とありますが、何物にも拘束されず、とらわれず、スムースに、自由に働き得ることが、すなわち「罣礙なし」ということです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
『心経』に「心に罣礙けいげなし」というのはそれです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)