“繍眼児”の読み方と例文
旧字:繍眼兒
読み方割合
めじろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
柳浪先生の繍眼児めじろを飼ひて楽しみとせられしはあたかも余の始めて先生を見たりしその頃より始まりしなり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「どうも済まねえ。なにしろ、この通り繍眼児めじろのおしくらだからね」と、定吉は鼻で笑いながら云った。
半七捕物帳:38 人形使い (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
貴婦人はその無名指むめいしより繍眼児めじろ押競おしくら片截かたきりにせる黄金きんの指環を抜取りて、懐紙ふところかみに包みたるを
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)