繊手かいな)” の例文
旧字:纖手
義明はスックと立ち上がり、鳰鳥の繊手かいなを取りながら、洞院左膳を始めとし腰元近習を引き従え、廊下伝いに鳰鳥の部屋へさざめきながら立ち去った。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)