縞模様しまもよう)” の例文
旧字:縞模樣
チョッキはふつう派手な色で、縞模様しまもようがついており、きちっとしたズボンはひざの下までのびて、すねのなかほどまできている乗馬靴にとどいている。
駅馬車 (新字新仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
花火そのものは第二段として、あの安っぽい絵具で赤や紫や黄や青や、さまざまの縞模様しまもようを持った花火の束、中山寺の星下り、花合戦、枯れすすき。
檸檬 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
金属単晶のすべり面の発生に関する問題また少しちがった方面ではたとえば河流の分岐の様式や、樹木の枝の配布や、アサリ貝の縞模様しまもようの発生などのようなきわめて複雑な問題までも
日常身辺の物理的諸問題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
きざっぽく、どうしても子供のよろい、金糸銀糸。足ながばちの目さめるような派手な縞模様しまもようは、蜂の親切。とげある虫ゆえ、気を許すな。この腹の模様めがけて、撃て、撃て。すなわち動物学の警戒色。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ここでかりに「縞模様しまもよう」と名づけたのは、空間的にある週期性をもって排列された肉眼に可視的な物質的形象を引っくるめた意味での periodic pattern の義である。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)