“系統”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けいとう40.0%
スヂ30.0%
すじ20.0%
けつとう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がいして豐玉姫とよたまひめ系統けいとういたものは、あまりはしゃいだところがなく、どちらかといえばしとやかで、引込思案ひっこみじあんでございます。
だが併し、あの郎女は、藤原四家の系統スヂで一番、カムさびたたちを持つて生れた、と謂はれる娘御である。今、枚岡ヒラヲカ御神オンカミに仕へて居るイツヒメの罷める時が來ると、あの孃子ヲトメが替つて立つ筈だ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
それは勿論もちろんかなう……イヤかなわねばならぬふか因縁いんねんがある。なにかくそうそちはもともと乙姫様おとひめさま系統すじいているので、そちの竜宮行りゅうぐうゆきわば一しゅ里帰さとがえりのようなものじゃ……。
不幸にもその祖父祖母の間には一人の子供も無かつたので、藤田の系統けつとうがしむる為めに、二人は他の家から養子を為なければならなかつた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)