“粗衣粗食”の読み方と例文
読み方割合
そいそしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私どもは、永い間の浪人暮しで、粗衣粗食そいそしょくに馴れて参ったせいか、御当家より朝夕あさゆう頂戴ちょうだいいたす二汁五菜のお料理は、結構すぎて、ちと重うござります。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旧制度の中で忠実に、粗衣粗食そいそしょくしている武士というものの力である。江戸へ出れば勤番者だの、浅黄裏あさぎうらだのと、野暮の代名詞にされている人々の支えだった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)