簾垂すだ)” の例文
書院というは名ばかり、几帳きちょう簾垂すだれ、脇息きょうそくしとね、目にうつるほどのものはみな忍びの茶屋のかくれ部屋と言ったなまめかしさなのです。
渡り切ると、不意に簾垂すだれの中から、吉三郎の奥州が、もじもじしながら恥ずかしそうに呼びとめました。