“空海”の読み方と例文
読み方割合
くうかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霊仙は、興福寺の僧で、延暦二十二三年ごろ最澄さいちょう空海くうかいと共に入唐した。或はもっと早く宝亀年中だという考証もある。そして長く向うに居た。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
東寺は最御崎寺の事で、其処は四国巡礼二十四番の納経所になり、僧空海くうかいが少壮の時、参禅修法すほうした処であった。
海神に祈る (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
翰墨かんぼくの書は空海くうかい道風とうふうを去ること遠からず、佐理さりを四五年前に失ったばかりの時代の人であったのである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)