究極いやはて)” の例文
此少年は今度は其日の線を見凝みつめ乍ら、先から先へ連なる不安と、其不安の究極いやはてにある暗く輝かしいものを、涙を溜めて思ひ続けた。
父の死 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)