穴吹川あなふきがわ)” の例文
なぜかといえば、つるぎ山のぞき滝の深潭しんたんから穴吹川あなふきがわへ落ちてゆく激流が、とうとうと飛沫ひまつを散らしている上に、その岩壁に添って、瘤山こぶやまの瀬をグルリとさくでめぐらしてあるからである。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)