“稜角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうかく61.5%
かど23.1%
りようかく7.7%
リッジ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもその石たるや小さいけれど鉱石みたいな稜角りょうかくと堅質を持っているので、あたり所が悪ければ死ぬ。あるいは骨もくだける。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自然おのずとどこかに稜角かどあるは問わずと知れし胸のうち、もしや源太が清吉に内々含めてさせしかと疑い居るに極まったり。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
細いもの、太くてずんぐりしたもの、稜角りようかくが顕著なもの、色が白茶けたもの、少し紅色べにいろを帯びたもの、芳香の強いもの、形や味は、まつたく千差万別である。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
岩とつづいて稜角リッジがプラットホームのように長い、甲府平原から仰いだ、硬い角度の、空線スカイラインの、どれかの端を辿たどっているのだ、何万という
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)