稍羞ややはぢら)” の例文
宮は稍羞ややはぢらひて、葉隠はがくれに咲遅れたる花の如く、夕月のすずしむねを離れたるやうに満枝は彼の前に進出すすみいでて、互に対面の礼せし後
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)