目見諸士めみえしょし)” の例文
棭斎の家は津軽の用達ようたしで、津軽屋と称し、棭斎は津軽家の禄千石をみ、目見諸士めみえしょし末席ばっせきに列せられていた。先祖は参河国みかわのくに苅屋かりやの人で、江戸に移ってから狩谷氏を称した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)