“盗人猫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どろぼうねこ33.3%
ぬすっとねこ33.3%
ぬすとねこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何だい、盗人猫どろぼうねこのように、唐突だしぬけに。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
叱言こごとは犬か、盗人猫ぬすっとねこか、勝手口の戸をあけて、ぴッしゃりと蓮葉はすはにしめたが、浅間だからじきにもう鉄瓶をかちりといわせて、障子の内に女の気勢けはい
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして薄暗い背戸口から、盗人猫ぬすとねこのやうにこつそり中にはいつて、物のかげから良寛さんのしぐさを見守つた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)