“白米”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくまい62.5%
しらよね12.5%
おこめ12.5%
こめ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをおもふと、つくゑむかつたなりで、白米はくまいいてたべられるのは勿體もつたいないとつてもいゝ。非常ひじやう場合ばあひだ。……かせがずにはられない。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
況や、たみのほねをくだける白米しらよね、人の血をしぼれるごとくなるふるさけを、ほとけ法華經ほけきやうにまいらせ給へる女人によにんの、成佛得道疑べしや。
この、いはんや民の骨をくだける白米、人の血を絞れるごとき古酒、といふ言葉は白米おこめが玉のやうに、白光しろびかりに光つて見える。民の骨を碎ける白米しらよね、民の骨を碎ける白米しらよね! げに有難い言葉ではないか。
そこでアンポンタンは、武家はしらけた白米こめをもらうのでないという事を知った。どんな風にして、お米をしらけるのかきくと、薬研やげんで薬を刻むようにするのだといった。