“白狐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びゃっこ52.9%
しろぎつね35.3%
びゃくこ5.9%
びやくこ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてそれが兄の筆から出た英文の著作の中では、未単行の『白狐びゃっこ』を除いては、いちばん永久性に富んだ心にくい作品である。
茶の本:01 はしがき (新字新仮名) / 岡倉由三郎(著)
それから、しろきつね姿すがたをあらはした置物おきものいてありました。その白狐しろぎつねはあたりまへのきつねでなくて、寶珠はうじゆたまくちにくはへてました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
………ずいぶんずいぶんこれからは御屋おやしろの稲荷いなりさまと白狐びゃくこ命婦之進みょうぶのしんとを
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
空気洋燈らんぷ煌々くわう/\かゞやいて書棚の角々かど/\や、金文字入りのほんや、置時計や、水彩画の金縁きんぶちや、とうのソハにしいてある白狐びやくこ銀毛ぎんまうなどに反射して部屋は綺麗きれいで陽気である、銀之助はこれがすきである。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)