“白朱社”の読み方と例文
読み方割合
はくしゅしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死んだおふくろと申すのは、もと白朱社はくしゅしゃ巫子みこで、一しきりは大そう流行はやったものでございますが、きつねを使うと云ううわさを立てられてからは、めっきり人も来なくなってしまったようでございます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
おかげで井戸の水がなまぐさい血潮に変ったものもございますし、の稲を一夜いちやの中にいなむしが食ってしまったものもございますが、あの白朱社はくしゅしゃ巫女みこなどは、摩利信乃法師を祈り殺そうとした応報で
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)