白子面しろこづら)” の例文
山川は、五歳ぐらいまで、蚕のようにすき透り、少年時代は、色の褪せたような白子面しろこづらをしていたが、大学を出るころになると、ナルシス型のなよなよした優男になった。
蝶の絵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)