疎々そそ)” の例文
仲達のくちをつつんでいる疎々そそたる白髯はくぜんはふるえていた。あきらかに彼は赫怒かくどしていた。——がなお、それを手にしたままじっと見ていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)