疋立ぴきだて)” の例文
何におどろいたか、うまやの馬がみな一斉に跫音を立て初めたのである。吉良家の厩は、八疋立ぴきだての一棟になっていたから、いつでもそこには、五、六頭の駒がつながれてあった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)