“狐火”の読み方と例文
読み方割合
きつねび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一昨日おとついばんよいの口に、その松のうらおもてに、ちらちらともしびえたのを、海浜かいひんの別荘で花火をくのだといい、いや狐火きつねびだともいった。
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
沼は絵にある狐火きつねびの形で一方の岸は丸く、反対の岸は焔の様な三つの深いくびれになって、そこに水銀の様に重い水をたたえています。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
この曲の中の「愛の悩みの歌」と「狐火きつねびの歌」をコロムビアのスペルヴィアの歌ったのは手に入って非常に良いものだ(J五四九〇)。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)