“犬神人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つるめそ57.1%
いぬじにん35.7%
イヌジンニン7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは祇園の犬神人つるめそで、後にはエタとは分派しているけれども、もと沓作りを職としたのを見れば、初めはやはり同じ仲間と解せられる。
特殊部落と寺院 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
坂の者の中の或る者が祇園の犬神人いぬじにんに役せられ、散所の者の或る者が東寺の散所法師であった事は既に観察したところである。
放免考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
此は、祇園の犬神人イヌジンニンの專業であつた樣だから、常陸帶同樣、當年一杯に行はるべき氏人の結婚の豫言と見るのが適當である。さすれば、鹿島の「言觸コトフれ」の原義も辿る事が出來よう。