日月波ヒツキハ安可之等伊倍騰アカシトイヘド安我多米波アガタメハ照哉多麻波奴テリヤタマハヌ」(巻五・八九二)という憶良の歌は、明瞭に日月の光の形容にアカシを使っているし
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)