煖炉オーフェン)” の例文
旧字:煖爐
煖炉オーフェンのそばでごろ寝したがるのをお尻をたたいて二階へ追いあげ、二人ずつひとつの寝台へ押し込んで丁寧に毛布でくるんでやった。
天井まで届くような大きな煖炉オーフェンの中で、白樺や落葉松からまつの太いまきが威勢よくはじけ、鉄架の上で珈琲沸パーコレーターがいつも白い湯気をふきあげている。
四時ごろキャラコさんが山小屋ヒュッテにつくと、一同は、煖炉オーフェンの前の床に胡坐あぐらをかき、シトロンの大きなコップを順繰りに廻して「乾杯」をしながら、でたらめな歌をうたって騒いでいた。