“焼蛤”の読み方と例文
読み方割合
やきはまぐり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて……悦びのあまり名物の焼蛤やきはまぐりに酒みかわして、……と本文ほんもんにあるところさ、旅籠屋はたごやちゃくの前に、停車場前の茶店か何かで、一本傾けて参ろうかな。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
K・S氏はそこで出た料理の中で、焼蛤やきはまぐりの皿に紅梅のつぼみが添えてあったことや、青竹のくしに差した田楽の豆腐に塗ってある味噌みそに木の芽がにおったことをおもい出して話した。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
竜之助は、渡しにかかる前に食事をしておこうと思って、とある焼蛤やきはまぐりの店先に立寄りました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)