無辺際空むへんざいくう)” の例文
六人の漁夫たちは、博士が日誌を書きおえると、待ちかねたように背嚢を背に負い博士を先頭にして、飛ぶような歩調で、また無辺際空むへんざいくうの暗斜道を走りおりはじめた。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)